こんにちは。
大雪が続いており日々の雪かきも大変ですね。
当院は敷地内融雪のため駐車場はロードヒーティングされていますが、大雪の時はロードヒーティングが追い付かないこともあります。
足元にはお気を付けください。
さて、今回は過去に治療した部位に虫歯が再発したため治療し直した例です。
奥歯に詰め物がしてあるのが分かると思います。
一見すると詰め物がしているだけで特に問題ないように見えますが、レントゲンでは詰め物の下で虫歯が再発しているのが分かりました。
この様に見た目だけでは問題なくてもレントゲンを撮影すると内部に虫歯がある例は沢山あります。
だからこそ、痛くなくても定期的に受診することが大切です。
今回は虫歯があったものの神経まで及んでいる訳ではないので、元々詰められていた詰め物と同じコンポジットレジン(以下CRと略)で修復治療していくこととなりました。
CRのメリットとしては
治療が1回で終わる
歯を削る量が少なくて済む
金属を使用しない
等があります。
逆にデメリットとしては
経年的に着色・変色する
欠けることがある
治療する歯科医師の技術に依存する(型取りをして技工士さんが作る訳ではないので)
等があります。
歯科において一生持つ治療は存在しなく、将来的に歯を残すためにはなるべく治療が必要な状態にしない(予防)。治療が必要になっても最低限の侵襲で済む治療をすることが大切だと考えております(もちろん例外もあります)。
そのため、一般的には他院ではCRで治療しないむし歯でも当院では基本的にCR治療を多用しています。
さて、先ほどの写真ですが、詰め物を除去していくと内部に着色している虫歯が見えてきます。
虫歯は内部で広がっており、虫歯を除去していきます。
一つの歯に対して、表面、裏面、噛む面と広範に渡って虫歯がありました。
このくらい広い範囲に渡って虫歯があると型取りして詰め物を詰める先生も多いと思いますが、前述の通りCR充填のメリットを重視し当日そのまま詰めていきました。
歯の形態や見た目を自然に再現できたと思います。
術前、術後の写真を比較します。
同一の保険診療のため同じ素材、同じ治療法、同じ料金です。
この様に歯科治療は技術職なので治療する人間によって結果が大きく異なります。
もちろん虫歯を治療しておしまい。という時代はとうの昔に終わっています。
虫歯を治療を終えた後は再び虫歯にしない様予防に励む必要があります。
精度の高い治療と予防行動の確立があれば将来に渡ってご自身の歯で健康(健口)に過ごせます。
その様な治療を心がけています。
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