こんにちは。
今回は歯がしみるとのことで来院された患者さんです。
歯と歯茎の境目に虫歯ができて穴が開いているのが分かります。
さて、虫歯には好発部位が3つあります。
奥歯の噛む面の溝の部分
歯と歯の接する部位
歯と歯茎の境目
です。
基本的に今回の様に歯と歯茎の境目に虫歯ができた際は神経まで達していなければコンポジットレジン(以下CR)と呼ばれる樹脂を詰めるのが一般的な治療法だと思います。
CRはいくつも色があり患者さんの歯にマッチする色のCRを選んで歯に充填していきます。
虫歯を削った後の状態です。
虫歯は虫歯の部位だけ染まる液を用いて徹底的に除去します。一見そこまで大きく見えなくても虫歯は内部で広がるように進行します。また今回の様に自覚症状があるケースであればある程度進行しているため虫歯を除去すると最小限の削除量でもそれなりに削る必要があります。
そしてCRを充填していきます。
一見するとどこに詰めたか分かりづらいくらい色がマッチする様に充填できたと思います。
虫歯は生活習慣に依存しどれだけ砂糖を摂取しているか、どのような食生活をしているか、どのような予防行動をしているかに大きく依存します。
バランスの良い食事、エビデンス(科学的根拠)のある予防行動をとることで虫歯の発症リスクは大きく下げることができます。
予防行動の話はまたの機会に。
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